フィルムカメラの露出計の使い方は?修理は?

フィルムカメラには、カメラ本体に内蔵された露出計があり、受光部の位置によっていくつかの方式があります。

フィルムカメラの自動露出機能を搭載したカメラには、露出計が必須で一眼レフカメラのほとんどに内蔵されています。

露出計の受光部の位置によって、外光式、TTL式があります。

外光式は、カメラ本体に受光部を持ち、レンズに関係なく測光する方式です。

TTL式は、レンズを通過した光を測光する方式で、フィルターの補正が不要など利点の多い露出計で、この方式を採用した一眼レフが多いといえます。

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露出計の使い方は?

フィルムカメラに内蔵された露出計を使用することで、通常の撮影においては、ファインダー内に適正露出が表示されます。

内蔵された露出計を使用する場合、TTL方式においては特に、背景が白や黒といった際には、多少補正を加えたほうが良い場合もあり得ます。

露出計の特性として、どうしても背景が白の場合、アンダー気味の露出になりがちで、背景が黒の場合は逆に、オーバー気味の露出となりがちです。

その際には、露出計で示されたものに、プラス一段あるいはマイナス一段の露出補正を加えてみることをお勧めします。

露出計の修理は?

フィルムカメラのファインダー内に表示される露出が、正確に表示されない場合は、まずは、電池交換して動作が改善されるかを確認します。

それでも改善が見られない場合には、故障の可能性が考えられます。

機械式のシャッターであれば、露出計なしでも1/125秒のシャッターや1/60秒のシャッターが切れる機種もあり、それに対応した絞りを選択することで撮影自体は可能ですが、撮影自体に制約がでてしまいます。

露出計の修理は、メーカーの故障受付窓口や修理専門業者に相談してみることをおすすめします。

現在では修理が不可能な機種もありますので、その辺りも含めて相談してみることです。

露出計は撮影の基本情報

露出計で表示される数値は、撮影の際の基本情報ともいえ、この数値が狂ってしまうと正常な撮影ができません。

撮影した写真の仕上がりがおかしい場合、露出計の故障やその他シャッターの動作の異常が考えられます。

そのいずれの場合も修理が必要となり、メーカーや専門業者に依頼して修理してもらうことになります。

その前に、電池交換して、露出計の表示が正常なものになるかどうか、その他の動作が正常になるかを確認してみることで、修理するかどうかを判断します。

露出計は、カメラの制御のために不可欠といえますので、専門の業者での適切な修理をおすすめします。

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