フィルムカメラでの撮影では、フィルムの使い方と入れ方は最も基本的なことで、撮影の結果にも多大な影響を与えるものです。
フィルムカメラのフィルムには、サイズによる違いや、ネガフィルムとポジフィルムの違い、カラーフィルムとモノクロフィルムといった分類と種類があります。
フィルムカメラの主流である一眼レフカメラでは、35mmフィルムが使用され、撮影の用途に合わせてカラーフィルムとモノクロフィルムを選択する使い方が一般的です。
フィルムカメラは、デジタルカメラと違い、自分でダイヤルやリングを操作し、露出を設定し、ピントを合わせ写真を撮影する必要があります。
フィルムカメラの使い方には、自分で操作する楽しみがあるといえます。
フィルムカメラの撮影前には?
フィルムカメラの撮影前には、カメラ本体にフィルムを装填します。
フィルムカメラで使われるフィルムとしては、35mmフィルムと二眼レフカメラで使用される120フィルムがあります。
フィルムの使い方や入れ方には類似点が多く、ここでは主流の35mmフィルムを記述します。
フィルムの使い方としては、まず撮影前にカメラ本体に装填し、撮影中には一コマずつ撮像を記録していきます。
撮影終了後には、フィルムを取り出して、現像処理を加えて印画紙に撮像を焼き付けることで、写真として鑑賞することができます。
このように、フィルムカメラの撮影では、フィルムの使い方は終始重要であるといえます。
フィルムの入れ方は?
フィルムカメラのフィルムの入れ方は、まずカメラ本体の裏蓋を開けることから始めます。
この時、カメラ本体に前回使用したフィルムが残っていないかを確認して、残っていれば先に取り出してから、開けるようにします。
裏蓋は、フィルム巻き戻しクランクを引き上げることで、開けることができます。
フィルム格納部にパトローネを入れて、巻き戻しクランクを戻します。
フィルムを引き出し、フィルムの端を巻き上げ軸に差し込み、裏蓋を開けたまま一度巻き上げてみて、フィルムが送られるかを確認します。
フィルムが送られていることが確認できれば、裏蓋を閉じ、フィルムカウンターが0になるまで空シャッターを切ります。
ここまでが、撮影前のフィルムの入れ方の手順になります。
フィルムの使い方と入れ方
フィルムの使い方と入れ方は、フィルムカメラでの撮影の最も基本であり、撮影の土台になります。
フィルムは、フィルム感度や、カラーかモノクロか、撮影状況に合わせた選択が必要で、使い方によって撮影の幅も広がります。
フィルムの入れ方については、機種によって多少違いがあるものの、上述のような手順で装填できます。
フィルムの使い方と入れ方を習得することは、本来の撮影の楽しみのためにも必須といえます。