フィルムカメラのフィルムの巻き方

フィルムカメラのフィルムは、パトローネという金属製の格納容器に巻き取られた状態で収納されています。

この巻き取られた状態のフィルムを、カメラ本体に巻き取りレバーの操作で、一コマづつ送る巻き方で、巻き取りながら撮影していきます。

フィルムの規定枚数を撮影終了時には、巻き取り軸に巻き取られたフィルムをクランクを利用した巻き方で、パトローネ側に巻き取っていきます。

このように、フィルムは撮影時、そして撮影終了時に、それぞれの巻き方で巻き取って使用します。

フィルム自体が、フィルム素材に臭化銀を塗って作られていて、必要以上の力でフィルム表面同士をこすってしまうと傷になってしまうので、注意が必要です。

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フィルムカメラのフィルム装填時の巻き方

フィルムカメラのフィルム装填時の巻き方としては、カメラ本体のパトローネ収納部の反対側のフィルム端を、巻き取りレバーと連動した巻き取り軸のスリットに通し、巻き取りレバーによって巻き取ります。

この時、巻き取りレバーは一コマづつ巻き取り、パトローネ側から一コマづつ送るといった巻き方になります。

撮影時のフィルムは、シャッターを切るたびに、この動きを繰り返します。

フィルムの撮影可能枚数を撮影終了後には、巻き取り軸に巻き取られたフィルムを、パトローネ側に巻き取り、装填前の状態の巻き方に戻します。

フィルムのフィート缶

今では、取り扱う場所も減っていますが、以前はフィルムをフィート単位で購入し、パトローネに分けて使用するという愛好家も多かったと思います。

フィルムカメラ用のフィルムを、100フィート(約30メートル)単位でフィルムローダーで、パトローネに小分けして使用するというものです。

この長尺と呼ばれるフィルムは缶の中に収納されているため、その缶に合わせた巻き方をされています。

これをフィルムローダー内に移す際には、暗室あるいは、ダークボックス内で手探りで移さなけれならず、この作業には慣れが必要です。

移してしまえば、パトローネに分ける作業は明るい場所で可能になります。

フィルムローダー内からパトローネに移す際にも、フィルムを巻き取って収納します。

36枚撮りフィルムであれば、100フィートで17本といった程度のパトローネに巻き方ができると思います。

フィルムは、使用前から現像処理終了まで巻き方がある

フィルムカメラのフィルムは、カメラ本体装着前からパトローネ内に巻き取られていて、撮影時には一コマづつの巻き方で巻き取り軸に巻き取られます。

撮影終了時には、パトローネ内に再度巻き取られ、現像タンクに収められる際にも、規定の巻き方で収納されます。

フィルムの巻き方には、表面に傷をつけないようにそれぞれの工程において、注意が必要でもあります。

フィルムの取り扱いには、光と力の加わり方に注意が必要といえます。

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