フィルムカメラとインスタントカメラの違いは?

フィルムカメラとインスタントカメラは、使うフィルムに違いがあります。

インスタントカメラとしては、ポラロイドとチェキが挙げられ、それぞれ撮ったその場で写真がすぐできます。

ポラロイドは、ポラロイド社のインスタントカメラで、チェキは、富士フィルムのインスタントカメラです。

ポラロイドは、インスタントカメラの総称のように使用されますが、本来はポラロイドフィルムを使用した写真のことです。

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フィルムカメラに使用するフィルム

フィルムカメラの場合、フィルム素地に臭化銀を塗ったフィルムを使用し、フィルムの縦の長さが35mmを基準とした一眼レフのサイズの規格を中心に、中判、大判といったフィルムがあります。

フィルムカメラは、ネガフィルムとリバーサルフィルムがあり、それぞれに撮影されたフィルムを現像処理して写真として見ることができます。

フィルムに対応したカメラは、コンパクトカメラや一眼レフカメラ、中判カメラといったカメラ本体と多岐にわたるレンズによって、さまざまな撮影が可能です。

フィルムカメラにおいては、カメラ本体での撮影と現像処理は、分離した工程を必要とします。

そのため、インスタントカメラのように撮影直後に写真を見ることはできませんが、ネガフィルムが残りますので、その後の焼き増しプリントや、写真加工が可能という違いがあります。

インスタントカメラに使用されるフィルム

インスタントカメラに使われるフィルムには、ピールアバート方式とシートフィルム方式があります。

ピールアバート方式では、カメラの中にネガティブフィルムとポジティブ印画紙のロールが入っていて、シャッターを切って撮影すると、ネガティブフィルムに露光されます。

撮影後に、カメラ本体の横のロールを引き出すと、ネガティブフィルムとポジティブ印画紙が重なり、カメラ本体内部のローラーを通過する際に、印画紙側から現像液が出て画面全体に広がります。

引き出された一枚分の撮影写真は、約1分ほど放置した後、ロール上の保護紙をはがすことで写真が現れます。

シートフィルム方式では、ロールの保護紙がなく、紙を剥がすことなく、自然に画像が現れるタイプのフィルムです。

現在のインスタントカメラでは、紙を剥がす必要のないシートフィルム方式のフィルムの使用が一般的になっています。

インスタントカメラでは、撮影終了後にその場でフィルムから印画紙への現像が行われるため、その場で見ることができる反面、ネガフィルムのような原画は残りません。

そのため、インスタントカメラの写真の加工や複製に関して、フィルムカメラとは違います。

フィルムカメラとインスタントカメラの違い

フィルムカメラとインスタントカメラの違いは、フィルムの違いといえます。

フィルムの違いは、カメラ本体のフィルムの装填と排出方法の違いになっています。

フィルムカメラは、撮影と現像の工程が分離されたものになっています。

インスタントカメラのフィルムには、撮影直後に現像を可能にするために、フィルムと印画紙の間に薬剤を封入した構造になっています。

フィルムカメラとインスタントカメラでは、撮影用途に合わせた使い分けが必要です。

例えば、プロのカメラマンが、テスト撮影用にインスタントカメラが使用することもあり、アマチュアカメラマンでは、パーティー会場や日常のスナップに使用したりといった使われ方をしています。

フィルムカメラとインスタントカメラでは、撮影用途に合わせた使い分けが必要です。

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