フィルムカメラの一眼レフとデジカメの違いとは?

フィルムカメラとデジカメの違いは、撮影した像を記録する方法といえます。

フィルムカメラは、これまで100年を越す長い歴史を持っていて、さまざまに進化しながら一眼レフというカメラが主役を務めてきました。

しかし、ここ十数年でデジタルカメラが、急速に高性能化し、さらに低価格化にも成功して、主役として躍り出てきました。

さらに、デジカメの機能を搭載した携帯電話やスマホの登場により、デジカメでもコンパクトタイプは苦境に立たされています。

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フィルムカメラとデジカメの構造は?

フィルムカメラの代表格である一眼レフとデジカメのいずれも、レンズから入ってきた光を絞りとシャッターで制御して、カメラ本体へ誘導し記録機器に保存するという基本的な原理や構造は、ほとんど同じです。

フィルムカメラの一眼レフの特徴でもある交換レンズの機能は、デジカメの場合、電子制御されたズーム機能で同様のものを作り出しています。

そのため、フィルムカメラの一眼レフよりも、デジカメのサイズはコンパクト化を可能にしています。

フィルムカメラの記録方法は、フィルムに像を化学変化を利用して記録しますが、デジカメは撮像素子で光の変化を電気的に変換して記録機器に保存する形態をとります。

フィルムカメラとデジカメの記録方法の違いが、両者の最大の違いといえます。

フィルムカメラとデジカメの記録機器は?

フィルムカメラは、文字どおりフィルムに撮像を記録します。

フィルムのサイズの主流は、一眼レフにも使用される35ミリ判で、一本あたりの単価はそれほどではないものの、撮影したフィルムを現像処理するまで撮影したものを確認できないことが欠点といえます。

デジカメは、撮影した画像をデジタルデータとしてメモリーカードに記録します。

デジカメのメモリーカードは、各機種によって対応に違いがあり、デジカメ本体の買い替えでの使い回しができないことが欠点ですが、撮影後にデジカメ本体の液晶モニター等での撮影画像を見られ、不要な画像も即座に削除できるなどのメリットも多くあります。

撮影した写真をプリントする場合、デジカメならプリンターで印刷することができますが、フィルムカメラの場合は、撮影したフィルムの現像や印画紙への焼き付けを必要とし、それには、薬品や設備を必要とするため、業者に依頼する必要があり、仕上がりまで時間を要します。

しかも、フィルム一本ごとに、フィルムの費用と現像と焼き付けの費用が必要となります。

カメラの記録媒体の違いで?

フィルムカメラとデジカメは、撮影した映像の記録方法が最大の違いで、これがかかる費用にも多大な影響を与えます。

デジカメの場合、必要な機材を一揃え用意してしまうと、その後の経費は、さほどの金額は必要にしません。

一方、フィルムカメラの一眼レフは、撮影欲が出てくると交換レンズ等の機材を増やす費用や、毎回の撮影の度にフィルム現像や焼き付けの料金が発生します。

機能や費用の面での違いでは、デメリットの多いフィルムカメラですが、写真画質に関しては、デジタルカメラにない写真の特有の表面のざらつき感と特有の特徴を持つことが、フィルムカメラの魅力といえます。

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