フィルムカメラのフィルムの現像とは?

フィルムカメラのフィルムの現像とは、露光して撮影された写真のフィルムを現像液などの薬剤で処理をして、ネガやポジにすることです。

現像には、フィルムの現像と印画紙にプリントする際の現像液を使用する工程をさすこともあります。

実際にフィルムカメラの撮影をしても、撮った写真をその場で見ることはできず、フィルムを現像し、印画紙へのプリントができて、写真として見ることができます。

一般的には、撮影終了後には、専門の現像所やカメラ店に依頼することになりますが、自分でも必要な機材を揃えることで、現像処理は可能です。

スポンサーリンク
camera-studyレクタングル大

フィルムの現像とは?

フィルムの現像とは、撮影によって感光したフィルムを現像液といわれる薬剤に浸すことで、フィルムの臭化銀を銀に変化させ、像を浮かび上がらせる処理といえます。

フィルムは、化学反応を利用するもので、感光剤としては主に臭化銀が使用されています。

現像前の撮影済みのフィルムには、潜像と呼ばれる状態の像になる前の状態で、結晶ができています。

それを現像液で化学反応を起こして、像として視認できるネガやポジといったものに変えていきます。

現像液に浸す時間や温度は、それぞれのフィルムと薬剤によって規定があり、それに従った処理を施されます。

現像液に必要以上に浸したままにしておくと、光の当たっていない箇所まで、化学反応を起こしますので、現像停止液で現像停止させ、定着液でフィルムの感光剤の処理をします。

これらの現像液、停止液、定着液の薬剤での処理と、その後の水洗いと乾燥といった工程が、フィルムカメラのフィルムの現像といえます。

フィルムの現像は?

フィルムの現像は、薬剤を使用して、上述のような工程で行いますので、必要な薬剤と道具が揃えば、自分でも処理が可能です。

しかし、かなりの手間と費用がかかりますので、専門の現像所への持ち込みが現実的です。

フィルムの現像といっても、モノクロフィルムのネガ現像とリバーサル現像、カラーフィルムのネガ現像とリバーサル現像といったようにフィルムの種類と現像の種類による薬剤や使用手順も違いますので、自分でやる場合には、どれか一つ、例えばモノクロネガ現像と決めて、試してみることが賢明です。

フィルム現像処理の業者によっても、処理の微妙な違いで仕上がりが変わりますので、好みの仕上がりにしてくれる業者を見つけることもお勧めします。

撮影終了後には、早めにフィルムを現像処理へ?

フィルムカメラのフィルムは、化学変化を利用して撮影に使用しますので、「ナマモノ」と同様な扱いを必要とします。

フィルムカメラでの撮影終了後には、できるだけ早く現像処理をしておかないと、時間が経過してしまうと化学変化で撮影したものが、思ったものと違うことにもなりかねません。

フィルムを現像して、ネガやポジに変化させておくことで、その後のプリントの質が保たれます。

また、お気に入りの現像所やカメラ店を見つけ出しておくこともお勧めします。

スポンサーリンク
camera-studyレクタングル大

camera-studyレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする