フィルムカメラの巻き上げレバー不良は動かないことでわかりますが、フィルムが撮影済みになったことでも動かないことがあります。
フィルムカメラも製造から約30年以上が経過しており、機械的なものについては、どうしても動きが悪くなったり、壊れたりします。
特にフィルカメラの巻き上げレバーは、シャッターを押すたびに使用する稼働部品ですので、故障する可能性も高いといえます。
フィルムカメラの巻き上げレバーが途中で止まったり、動かない場合、力任せに動かそうとせず、状況をよく観察して対応するべきです。
症状によっては、カメラ修理をしてくれる業者に持ち込むことも必要です。
フィルムカメラの巻き上げレバーが動かない時は?
フィルムカメラの巻き上げレバーが途中で止まってしまったり、動かない場合に考えられる可能性は、次の二つが挙げられます。
一つは、装填したフィルムが撮影済みになってギリギリまで巻き上げられているために、巻き上げレバーが途中で止まってしまう状態です。
もう一つは、巻き上げレバー自体が機械的に故障している場合です。
フィルムが撮影済みになって、巻き上げレバーが止まっている場合であれば、フィルムの巻き上げギアを停止させる裏蓋にあるボタンを押しながら、巻き上げレバーを巻いてみることを試してみます。
撮影枚数を残した状態で同様の症状であれば、フィルムの装填時の何らかの失敗であり、フィルムを巻き戻して、再度フィルムを装填し直すべきで、この時すでに撮影分のフィルムの枚数は再装填して、レンズキャップをして、その枚数分だけからシャッターを切ることで、無駄にすることなく使用できます。
フィルム装填が原因以外の巻き上げレバー不良の場合は、基本的には、動かない状態のままで修理業者に持ち込むことをお勧めします。
巻き上げレバー不良の場合、カメラ本体の下側を開けて確認する方法も機種によっては可能ですが、初心者にはお勧めできません。
フィルムカメラの機械的な故障の場合は?
フィルムカメラの機械的な故障の場合は、基本的には機種のメーカーの相談窓口の利用や修理の専門業者を利用します。
闇雲に分解して故障箇所を修理しようとしないことです。
巻き上げレバー不良の場合は、カメラ本体の下側を開けるだけの確認作業だけであれば、開けて連動しているヒンジの具合を見ることくらいは可能です。
しかしながら、知識と道具を装備している場合であれば、自己責任のもとで修理することも可能ですが、部品の用意や想定ができずに外装を外してしまうと、他の機能の故障にもつながりかねないので、極力避けるべきです。
フィルムカメラの動きがおかしい時は?
フィルムカメラの動きがおかしい時は、まず状態をよく観察することです。
巻き上げレバー不良の場合、レバーが途中で止まったり、動かないといった症状で判断できます。
この場合には、フィルムの状態を確認し、再装填が可能な状態であれば、一時的な現象といえます。
フィルムの状態によらずに、巻き上げレバー不良による動かない症状がある場合は、専門の業者に診断してもらうことをお勧めします。