ペンタックスのフィルムカメラで名機と言えば?使い方は?修理?

ペンタックスのフィルムカメラで名機といえば、アサヒペンタックスブランドの最終機となったMEといえます。

ペンタックスのフィルムカメラの MEは、1976年12月に発売された、絞り優先AE専用機です。

MEよりもひと月ほど先に発売されたMXとは対照的に、機能のスリム化と電子制御が図られ、小型化をはかるためにさまざまな仕様が施されています。

この名機といわれるMEの絞り優先の機能にマニュアル機能を追加し、当時最速のシャッタースピード1/2000秒を可能とするスペックにあげた機種としてME Superが、1979年12月に発売されています。

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MEが名機と言われるのは?

ペンタックスのフィルムカメラのMEが名機と言われるのは、機能を絞り優先のオート露出機能という大胆な仕様の使い方にしたことです。

絞り優先AE(オート露出)とは、カメラ本体に搭載されている自動露出補正機能のことで、絞りを決めると本体内部で自動的に背景や被写体の明るさに合わせて、自動的に露出を補正し、適正な絞りとシャッタースピードでの撮影を可能にしてくれるものです。

つまり、MEの使い方は、まず被写体に向かい、どの程度の絞りで撮影するかを決めてやれば、シャッタースピードは適正露出のものが提示されるので、あとはピントを合わせてシャッターをきるという使い方になります。

それまでのフィルムカメラでは、絞りとシャッタースピードのどちらを優先するかは、ユーザーの使い方次第となっていたものをあえて、絞り優先と機能を限定したことで名機となっています。

MEは、それまでの機械式シャッターではなく、電子制御式のシャッターが採用されており、当時としては最先端技術の電子制御回路の集積度も向上させている上に、小型軽量化も図られています。

MEは、アサヒペンタックスブランドの最終機であり、本体のペンタプリズム部分に「AOCO」が刻印された最後の機種ということでも、アサペンの名機とされています。

MEの使い方と修理は?

MEの使い方と修理については、次のようなことが言えます。

MEは、前述の通り、絞り優先のオート露出機能を保持していますので、撮影時は絞りをきめ、AEを活用した露出の決定をすること以外は、一般的なフィルムカメラの使い方と同様といえます。

ペンタックスの名機と言われるMEに限らず、同時期のフィルムカメラは今から約30年が製造から経過しています。

通常の使い方と適切なメンテナンスを施しておかないと、故障のリスクは高くなり、修理の必要性も増します。

ペンタックスは、現在は企業の事業再編が進み、リコーとの経営統合によりリコーイメージング株式会社の一つのブランドとなっています。

リコーイメージング株式会社で、修理相談の電話窓口があり、修理の相談にも応じてもらえるようなので、必要に応じて利用を考えてみることをお勧めします。

カメラの修理を専門にしている業者にあたってみることも有効ではありますが、まずはメーカー窓口での相談を第一にしたほうが無難です。

ペンタックスのカメラの名機と使い方や修理は?

ペンタックスのフィルムカメラの名機は、絞り優先AEを搭載したMEといえ、絞りを決めることで自動的に適正なシャッタースピードを選択でき、ピントを合わせ電子制御のシャッターをきるという使い方ができます。

このほかにも、ペンタックスには、中判フィルムカメラにはなりますが、ペンタックス67やペンタックス645といったロングセラー機もあります。

これらの名機と言われるカメラも製造から約30年以上になり、通常の使い方と適切なメンテナンスでも修理を必要とする場合もでてきます。

修理を考える際には、まずメーカーの相談窓口を利用し、修理の専門業者を活用することも必要に応じて活用することをお勧めします。

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