フィルムカメラのフィルムの入れっぱなしの弊害とは?

フィルムカメラのフィルムには有効期限があり、カメラの本体に入れっぱなしにしておくことは弊害もあります。

フィルムカメラのフィルムの有効期限が、一般的には、カラーフィルムで約2年ほどで、モノクロフィルムで約3年ほどというものが多いです。

フィルムをカメラ本体に入れっぱなしにして、フィルムを放置しておくことは、一概にはいえないのは、カメラ本体の保管状態にも影響されるためです。

例えば、風通しが良く気温が低めの場所で保管されていれば、フィルムへの影響は少なくて済みますし、逆に高温多湿の場所での保管がされていた場合は悪影響といえます。

有効期限が切れている場合であれば、それまで撮影した撮像も良好な画質では得られないのが通常です。

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フィルムカメラのフィルムには有効期限が?

フィルムカメラの関係書には、フィルムは化学変化を利用したもので「ナマモノ」として扱うべきという記述もあります。

「ナマモノ」といわれるように、フィルムには有効期限があります。

前述のように、カラーフィルムで約2年ほど、モノクロフィルムで約3年ほどです。

この期間を過ぎてしまうと、フィルムは、感度が落ち、コントラストの低下にみまわれ、カラーバランスが崩れ、粒子が粗くなるといった悪影響による劣化が起きます。

フィルムを通常の状態で保管していても、悪影響があるのですから、カメラの中に入れっぱなしにしておくと、この他にも弊害があることが想像できます。

カメラ本体への悪影響で、フィルムの変質によって、部品への付着等が可能性としてあげられます。

フィルムカメラのフィルムは、撮影後できるだけ早く現像処理を行い、高温多湿を避けて、適切に保管しておくべきといえます。

フィルムの保管方法は?

フィルムの保管方法は、プロのカメラマンや写真店では、使用前のフィルムを冷蔵庫や冷凍庫で保存しているところもあります。

前述のように、フィルムは「ナマモノ」といった扱いをすべきです。

フィルムを冷蔵庫や冷凍庫で保管した場合は、使用する前にゆっくりと室温に戻す必要があり、急速に戻すと結露してしまいますので、注意が必要です。

フィルムの保管やカメラ本体の保管で共通しているのは、高温多湿の場所と光が強く当たる場所を避けるということです。

つまり、仮に一時的のつもりでも、カメラの本体にフィルムを入れっぱなしにした状態での保管の場合、なるべく光の当たらない低温低湿度の場所に保管することで、フィルムの劣化とカメラ本体の悪影響を低減することができます。

フィルムの適切な保存と使用で良好な写真を?

フィルムの有効期限を把握し、なるべくカメラの中に入れっぱなしの状態での保管期間を短くして、フィルムを現像することが、良好な写真に仕上げることにつながります。

フィルムをカメラに入れっぱなしにして保管しておくことは、フィルム自体の変化や劣化を招くこともですが、カメラ本体への悪影響の弊害も考えられるので、極力避けるべきです。

フィルムは、化学変化を利用したものであるため、「ナマモノ」として扱うことを心がけることをお勧めします。

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