フィルムカメラの主流機種としては一眼レフですが、コンパクトカメラの単焦点レンズの機種にも魅力的なものがあります。
フィルムカメラのコンパクトカメラのメリットは、一眼レフカメラよりも大きさはコンパクトで、重量も軽量で、持ち運びや携帯しておくことに負担を感じない点が、一番に挙げられます。
一概には言えませんが、コンパクトカメラの単焦点レンズの方が、ズームレンズ搭載の機種よりも、写真の仕上がりが良いと言えます。
基本的な使い方は、他のフィルムカメラと大差はないものの、レンズが単焦点ですので、被写体との距離の取り方には工夫が必要です。
コンパクトカメラの使い方は?
フィルムカメラのコンパクトカメラには、単焦点レンズの35mmあるいは28mmのレンズのいずれかを搭載した機種が多いと思います。
実際の使用には、個人的には35mmの単焦点レンズを搭載した機種の方が使いやすいと思います。
コンパクトカメラの多くは、オートフォーカス機能を搭載した機種があり、一眼レフに比べて手軽に撮影できます。
コンパクトカメラで撮影する際、単焦点レンズの場合、撮像の大きさは被写体との距離が影響します。
ズームレンズでは、望遠機能を活用して被写体を近づけることが可能ですが、単焦点レンズでは、自分が近づくことが必要です。
コンパクトカメラで撮影する場合には、被写体との距離感を考慮することが求められます。
それ以外は、一眼レフでの撮影とは違い、自動露出をしてオートフォーカス機能を使用すれば、構図を決めればシャッターを切るだけで撮影できます。
ただ、オートフォーカス機能に甘さもあり、ピント調節できる機種であれば、修正を加えてやることも考慮しておく方が無難です。
コンパクトカメラの魅力は?
フィルムカメラの再人気のきっかけになった富士フィルムの「写ルンです」も、いわば単焦点レンズ搭載のフィルムカメラのコンパクトカメラです。
フィルム写真のレトロ感と新鮮さが魅力の再認識につながり、「写ルンです」のコンパクトさと手軽さが、コンパクトカメラの人気につながっています。
フィルムカメラの一眼レフほどの撮影の幅はないものの、スナップ撮影などには、肩の力を抜いて気軽に撮影できます。
単焦点レンズの場合、被写体との距離の取り方で撮影できるサイズが違ってきます。
単焦点レンズの特性を利用した撮影方法を習得することも、コンパクトカメラのメリットいえます。
コンパクトカメラの使い方
フィルムカメラのコンパクトカメラは、一眼レフに比べて軽量でコンパクトな作りなので、日常での携帯に適しています。
本格的な撮影には、物足りなさを感じるものの、スナップ撮影などでは、被写体との距離感の取り方で多彩な撮影が可能です。
ポートレート撮影や子供の写真を撮影する場合には、その手軽さは活用しやすいと言えます。
フィルムカメラの入門機としても、コンパクトカメラでフィルムカメラの基本的なことを体験して、一眼レフなどの上位機種への移行を図られると撮影の楽しみも増えていきます。