フィルムカメラのフィルム選びは、手持ちの機材に合わせて決めていきます。
フィルムカメラのフィルムは、そのサイズから35mm判、中判(ブローニー)、大判(シート)の三種類に分類されます。
一般的なフィルムカメラのユーザーに多い35mm判の一眼レフという前提で、記述していきます。
35mm判のフィルムには、モノクロフィルム、カラーフィルム、リバーサルと呼ばれる三種類のフィルムがあります。
モノクロフィルムとカラーフィルムは、文字どおり白黒写真とカラー写真です。
リバーサルフィルムは、モノクロフィルムとカラーフィルムの二つとは仕組みの違うフィルムです。
モノクロとカラーのフィルムは、ネガフィルムと呼ばれるもので、リバーサルフィルムは、ポジフィルムと呼ばれるものです。
フィルムの種類と仕組みは?
フィルムの種類は、大まかにいえば、ハロゲン化銀の乳剤を用いた物という一つしかありません。
フィルムは、感光すると変化するハロゲン化銀の特性を利用しています。
光の強さによって強弱がつき、「反転」することで、フィルムから「ネガ」へ、そして「ネガ」から「プリント」へと反転することになります。
この反転の作用を二度利用しているのが、モノクロフィルムとカラーフィルムといえます。
リバーサルフィルムは、ネガではなくポジに変換する方法をとるフィルムです。
フィルムの選び方は?
フィルムカメラで実際に撮影する場合のフィルムの選択は、撮りたい被写体にあったフィルム選びをすることです。
モノクロで撮影するのも、カラーで撮影するのも撮影者の好み次第ということです。
ただ、フィルム感度は、夜間撮影の場合には高感度のものを選んでおくことをお勧めします。
フィルムのメーカーによって、同一のものを撮影しても風合いが微妙に異なります。
いろいろと試してみて、好みのフィルムを選択してみることをお勧めします。
フィルムの選び方は撮影者の好み?
フィルムカメラのフィルム選びをする場合、使用するカメラの機種に対応したフィルムかどうかを確認するのは当然ですが、それ以外については、フィルム感度は昼間の撮影であれば、ASA100程度以上であれば、さほど気にすることはないのですが、夜間の撮影の場合は、高感度のものを選択した方がベターです。
モノクロフィルムとカラーフィルムの選択は、撮影者の好みや使用目的に応じて選択するべきです。
フィルムメーカーによって、表示のスペックは同様のものであっても、仕上がった写真の印象が違ったりしますので、いろいろにフィルム選びをしてみて、好みのフィルムを見つけてみることをお勧めします。