フィルムカメラをデジタルに改造する方法

フィルムカメラをデジタルに改造する方法は、正式にカメラメーカーから発売されたものとしては、35mm一眼レフでは、ライカのR8とR9用のものだけといえます。

フィルムカメラとデジタルカメラの違いは、記録媒体の違いといえ、そこを解消すれば改造できそうですが、製品化されてはいません。

2001年にアメリカのシリコンフィルムが、35mm一眼レフカメラをデジタルカメラとして使用することを可能にする商品を発表したものの、結局販売まで至らずに、特許だけを取得している状態のままになっています。

これが使用できれば、フィルムカメラをデジタルに改造する方法としては、簡単に解消できるのですが、現実的には無理です。

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ライカの発売したR8とR9用のデジタル化モジュール

フィルムカメラをデジタルに改造する方法の商品として、ライカがR8とR9に対応したデジタルモジュールが発売されています。

この商品の特徴は、従来のフィルムカメラのシステムをそのまま利用し、交換レンズ群もそのまま使用できることにあります。

フィルムカメラの本体に、モータードライブのように装着して、フィルムカメラをデジタルに改造する方法となっています。

これにより、デジタル系とフィルムカメラ系の操作を完全に分離したものになっています。

このモジュールの使用でデジタル写真での撮影が可能となりますが、カメラ本体の重量とモジュールの価格が高額であることが問題といえます。

フィルムカメラの保存方法でのデジタル化

ライカのようなデジタル化モジュールや、カメラ本体を改造してデジタル化を図るよりも、簡単な方法としては、保存方法にあると思います。

フィルムカメラで撮影したフィルムネガの保存に、複合プリンターのネガのデジタルスキャンの機能を活用するか、ネガのデジタルスキャン専用機を使用するか、スマホのスキャンアプリを活用した方法があります。

撮影後のフィルムネガの従来の保存方法に加え、現在では、さまざまにデジタルデータ化することが可能で、フィルムカメラをデジタルに改造する方法の一つに活用できます。

撮影したフィルムネガをデジタルデータ化さえできれば、あとは、パソコン等でのプリントや加工といったこともデジタル写真と同様に行えます。

フィルムカメラをデジタルに?

フィルムカメラをデジタルに改造する方法は、現時点では市販品としてはないと考えます。

フィルムカメラをデジタル化することは、何もカメラ本体を改造しなくても、保存する際のフィルムネガをデジタルデータ化できれば、デジタル写真として利用できます。

現在では、複合プリンターのネガのスキャン機能、ネガ専用のスキャナー、スマホのアプリといったものを活用することで、撮影写真をデジタルデータ化できます。

これらを活用すれば、撮影はフィルムカメラで、結果はデジタルでいった使用が可能となります。

しかも、従来のフィルムネガの保存での劣化を避けることもできますので、保存方法でのデジタルの活用をおすすめします。

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